Google I/O

今週、2日間に渡ってGoogle I/Oという会議がサンフランシスコで開催されました。この会議のチケットは2月初旬に売り出しになり、夫もこの会議に行く予定で事前に航空券も入手していましたが、発売開始直後からウェブサイト経由で購入を試みたところなんと発売後59分で完売。サイトにものすごい数の人が集中したため、チケット購入画面にたどりつくこともできなかったそうです。今年確か3度目になるこの会議、去年は少なくともチケットが完売するまで数週間はあったということで大丈夫だろうと思っていたのですが、去年のこの会議で参加者全員にアンドロイドというスマートフォンが配布されたこともあり「今年は何が配られるのだろう」という期待が一段と高まっていたようなのです。

私自身は内心「普通はチケット購入してから航空券だよね・・・」と思いつつも、幸いサウスウェスト航空の航空券だったので、もし手を尽くしてもチケットが入手できなければ、フライトをキャンセルしてまた旅行に使えばいいか・・・と思っていました。夫はその後もebayなどオンラインのオークションでチケットを入手できないかと探っていたところ、普通に買えば600ドル程度のチケットが2000ドル近くとものすごいプレミアがついて売られていました。それでもあきらめきれない夫は、4月にGoogleが開催したコンテストについて情報を入手し、2回挑戦。これは、Googleのいろいろなソフトを使ってコンピュータプログラミングの腕を競うもので、初回の課題を30分以内に答え、正解であれば次のステージに進めるという形になっていました。夫は挑戦した2回ともこの最初のステージはクリアしましたが、次のプログラミングの課題は24時間以内に決められたプログラミング技術を使って作品を制作するというもので、それらのプログラムは専門ではない夫は苦戦し、2回とも徹夜で取り組んでいました。結果的には2回ともトップ10に入ることは出来ず、残念な結果に終わりましたが、夫は時間との闘いで製作に取り組んでいる間はとても楽しかったと言っていました。

2回目のチャレンジの時に、夫はアンドロイドを持っている友人のヘルプを求めたのですが、実はこの友人が働く会社でGoogle I/Oのチケットを入手していました。また、偶然にもこの会社は毎年7月にサンディエゴで行われるコミック・コンベンションというイベントのチケットを入手したがっていました。コミック・コンベンションも大変人気のイベントで、こちらのチケットは規則では「転売不可」つまり買うときに行く人の名前を登録させられるのです。チケットはとっくの昔に完売になっており、出遅れたこの会社は夫と同じようにいろいろなコネを使って何とかしようと躍起になっていました。実は、私は去年このコミック・コンベンションで勤務している友人が「日本の漫画家、萩尾望都を招待したいんだけど、手紙の書き方を教えてくれ」ということで、本当に些細ですが手伝いをしたことがありました。この縁で、彼女に「今年のコミック・コンベンションのチケットを購入したがっている会社があるんだけど、何とかできないか」と聞いてみたところ、OKとの返事。これが決め手となり、コミック・コンベンションのチケット購入権利と引き換えに夫はGoogle I/Oへのチケットをついに手にしました。

昨夜サンフランシスコから帰宅した夫は、無料で配布されたタブレットや、これからもらえる予定のクロムOS搭載のノートパソコンについても喜んでいましたが、何より会議をその場で体験できたことが嬉しかったようです。正直なところ、コンテストで1週間のうちに2回も徹夜している夫を見て「よくやるな・・・」と思っていましたが、彼のそのこだわりやあきらめずに頑張るところが、見ている人に「ヘルプしてあげたい」という気持ちを起こさせたのかもしれないと思うと、”Persistence pays off” (粘り強さは成果をもたらす) という言葉が浮かびました。

WHAT =自分のほしいもの・したいことをまずはっきりさせ

HOW= どうやってそれを叶えるか?

なのだな、と。あきらめずに事に当たれば、時には運も引き寄せることができるかもしれない。また、どこでどんな縁があるかわからないので、頼まれごとも出来る範囲で引き受けましょうという、我が家の教訓話として語り継がれるに値すると感じたエピソードでした。

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