生後4週間が経ちました

2月22日に三男を出産してから早くも4週間が経ちました。過去一ヶ月を振り返ってみると、生後7日目から右の頬と耳の周辺あたりにこぶのようなものが出来始め、10日目に新生児ICUに緊急入院。MRSA感染とわかってからは抗生物質での治療が始まり、10日間を病院で過ごしました。退院後も経口抗生物質の投与を続けていましたが、今日無事に「現時点では完治」という医師のお墨付きをもらいました。退院してから約10日間で改めて「赤ちゃんのいる生活」のリズムがようやくつかめてきました。

生まれる前までは「3人目だから」と気持ちに何となく余裕があったものの、予想外の入院騒動にやはり緊迫し、心身ともに消耗しました。特に入院後4日目、5日目あたりが一番きつかったように思います。5日目には「抗生物質の投与が長引きそう」ということで、PICCライン(日本語では末梢挿入中心動脈カテーテル)を入れたのですが、右足首から入れていたこのPICCラインの管が左足にからまり、それがとれてしまうという事態が発生。そのときに病室にいたのは私だけで、すぐに助けを呼んだのですが、看護婦は部屋に入って事態を知るや私の顔を見て大きなため息。また赤ちゃんに痛い思いをさせて入れなおさなければならないということと、看護婦の責めるような表情や口調に、それまでの疲れや不安な気持ちが一気に爆発して、気がついたら涙が頬を伝っていました。看護婦はあわてて「あなたのせいじゃないわ」ととりなすような口調になりましたが、時すでに遅し。PICCラインのチームが来るので部屋を出るように言われたのでこれ幸いと病棟を飛び出し、昼食に行っていた夫を見つけて何が起こったのか泣きながら話しました。新しいPICCラインを入れるまでは病室に戻れなかったので、その間外を歩き回ったり、休憩室で横になったりして何とか気分を落ち着かせること数時間。結局、その日の夜に新生児ICUを出ることになり、後半の入院生活は快方に向かうのを待つ日々となりました。

MRSA感染というと、日本の友人からは「院内感染なのか」とよく聞かれました。確かに昔は院内感染するものであったそうなのですが、今ではアメリカ人口の30%はこのバクテリアの保持者といわれ、皮膚などに普通にいるもので、健常者には特に害は及ぼさないため、どんな経路で感染したのか特定するのは不可能に近い状況です。また、三男の頬や耳のあたりに、cystといわれる液体のたまった袋上のものがあり、それが感染を容易にしたという可能性もあるため、数週間後に再度MRIを行う予定になっています。いずれにしても現時点ではひとまず終息して安心していると同時に、あのタイミングで医者に診せに行き、適切な治療をすぐに受けられたことは本当によかった・・・という思いでいっぱいです。無事に退院して家に帰ることができたことも。そしてせっかく授かったこの小さくて(一見)頼りない命を、大切に育てていかなければという気持ちを新たにさせてくれた経験でした。

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