渡米10周年

私は10年前の今日、11月14日にアメリカに移住しました。2002年の5月に婚姻届を出し渡米の手続きを開始し、夏ごろに移民ビザを取得。当時勤務していた国連機関に退職の申し出をし、後任の選出に関わり、引継ぎをし・・・としている間に季節も変わり、いつのまにか11月になっていました。ロサンゼルス空港に到着後、予定通りイミグレーションのところで別室に案内され、手続きをすませてパスポートに暫定グリーンカードのスタンプを押してもらったときはほっとしたものです。それからシャトルバスでサンディエゴに向かい、オールドタウンのトロリーの駅で夫がバラの花束を持って待っていました。その足で向かった近所のメキシコ料理のレストランから日本の家族に「着いた」と公衆電話から(!)電話をしながら、ああ、本当にアメリカに来たんだ・・・という実感が湧いてきました。

そのときの私に、10年後には国際結婚や子育てのサポートをする仕事をしている、とか、3人の男の子の母親になっていると聞かされても、そんなことあり得ないと思っていたことでしょう。実際、その当時は子どもが欲しいかどうかさえ定かではなかったのです。特に子ども好きというわけでもなかったし、夫の「ぜひ子育てを体験したい」という強い希望がなければ、別に二人で楽しく暮らせばいいじゃない・・・と思っていた可能性も大いにありました。また仕事にしても、国連は(傍から見れば)あっさり辞めたものの、国際協力の仕事には未練がありました。そのため、サンディエゴに引っ越したあとも、国連時代の友人のつてでJICAのコンサルタントとして雇われ、8ヶ月ほどの間にベトナムに5往復して現地でしばらく暮らしたり、サンディエゴの非営利団体の中でも国際協力を行っている団体を中心に職探しをしたりしました。実際には国際協力の仕事は見つからず、家庭内暴力を防止する活動をする団体で勤務を開始しました。

その仕事のあと、進路に迷ってコーチングを受けた結果、サンディエゴの日本語補習学校での事務局長の職に就き、翌年には長男が生まれました。長男が生まれてからの6年間は、それまでの4年間と比べても時間の流れが加速したような印象があります。フルタイムの仕事、次男の誕生、その合間に模索し始めた新たな働き方、生き方・・・ソーシャル・メディアがそれまでよりもさらに一般的になり、私がこのブログを始めたのは2009年のことです。2010年には本を出版し、それまでに行っていた親子コミュニケーションコースの講師に加え、国際結婚成功コンサルタントとしての仕事も始めました。そして2012年。三男が無事誕生したのは2月のことでした。夏にはハワイに一家で引越し。贈り物のような数ヶ月のハワイ生活を経てサンディエゴに帰ってきたあと、これまで10年近く住んだところから引越しをすることにしました。

“Change is constant”. ありとあらゆる物事は常に変化し続けます。10年後にはどこで暮らしているのか。子どもたちは、夫は、私は何をしているのか。区切りの年に振り返ることを楽しみに、また頑張ろう・・・と思う渡米記念日なのでした。

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