カウチ・サーフィンで旅をしよう

英語で“Couch Surfing”という言葉があります。ウィキペディアの日本語版にもこちらの説明があるように、宿泊先を探している旅人と、場所を提供してもよいと思う人を結びつけるコミュニティのことです。この仕組みを利用して旅をする人のことをCouch Surferとも言ったりします。2年前から参加しているWorld Domination Summit(世界征服サミット)には、主催者のクリスも顔負けの旅人たちが多く集まりました。初年度に日本からサミットに参加したこの友人もこのカウチ・サーフィンで宿を確保していたようです。

実は今、我が家にもカウチ・サーファーが滞在中です。去年の世界征服サミットをきっかけに、サンディエゴから世界征服サミットに参加した人たちのネットワークができ、Facebook上で交流したり、たまにミートアップで集まったりしていました。先週木曜日にそのFacebookのコミュニティのページに「またサンディエゴに帰ってきます。もし数日間滞在できる場所があれば是非教えて下さい」との書き込みがあり、投稿者はサミットの場を含めて実際に何回か会ったことのある信頼できる友人の友達だったので、夫と相談の上「もしよかったらうちにどうぞ」とFacebook上で返事。数時間後に「ぜひよろしく」という返事があり、詳細を連絡しました。

土曜日の深夜にやってきた彼はここ2年くらいアメリカ中を旅して回り、定住所を持たないノマド生活をしていることが判明しました。サンディエゴに来る前は6週間ほどハワイにいたとのこと。旅行をしながらも健康的な生活を送るというゴールを追及する彼のウェブサイト、Nonstop Awesomenessこちらです。事前に聞いていたとおり、さっそく翌日には得意の料理の腕をふるってくれました。一言でいうと「好青年」で、滞在場所を提供している私たちにことあるごとに感謝の意を示してくれるだけでなく、ハワイから来る直前に購入したというウクレレを弾いてくれたり、ノマド生活の長短について率直なところを話してくれたり、今年の世界征服サミットに向けての抱負を語り合ったり、私たちにとっても日常生活とはちょっと違う刺激をもらう数日間になりました。おそらく留学生をホームステイさせるというのも似たような感覚なのでしょう。数日後にはまた次の土地(今回はロサンゼルス)に向かう予定だという彼は、食に関する番組を作成するというプロジェクトを行っているそうです。

カウチ・サーフィンをする際には、ネットでのどんな出会いにもあてはまる注意はやはり必要でしょう。初心者はまず(今回の私たちのように)周囲の知人・友人の紹介だったり、共通の趣味やなんらかのつながりがある人からホストしたり、してもらったりする方法もあります。またソーシャル・メディアや、本人が実名で行っているブログなどのウェブ・プレゼンスを確認して、信頼できそうかどうかを判断することもできるでしょう。友人同士やカップルでカウチ・サーフィンをする人々もいるそうです。もし自分が「カウチ・サーフィンで宿を確保したいな」と思っている場合は「どうしたら信頼してもらえるのか?(自分だったらどんな人なら信頼できるか?)」という点から考えてみると、何をすべきかおのずと見えてくるのではないでしょうか。

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