映画「The Social Network」

Facebookの誕生秘話に基づいて作られた映画「The Social Network」を観てきました(原作は「The Accidental Billionaire」)。最近日本でも多くの人が使い始めたFacebookについての映画。「面白い」との評判も見聞きしていたので、けっこう期待して行きましたが「話についていけるかどうか」という一抹の不安も。

予感は的中し、冒頭の主人公とガールフレンドの会話のシーンから「え~、会話が速すぎ!字幕が欲しい!!」何しろ会話のスピードが速いのです。私の大好きな映画『Good Will Hunting』で、マット・デーモン演じる主人公のウィルが、バーで女の子に対して知識をひけらかしていたハーバードの学生を言い負かすシーンがあるのですが、それを彷彿とさせるような感じでした。また、映画全体での早口のやりとりや、ここぞという時のちょっと嫌味なくらい頭のよさを見せつける切り替えしなど、「うーん、この感じはどこかで見たことが・・」と思っていたら、案の定、「The West Wing」(邦題:ザ・ホワイトハウス)のAaron Sorkinが脚本だったのです。なるほど、道理で。(これもまた私の大好きな海外ドラマで、7シーズン全て観ました)監督はあの『ファイト・クラブ』のDavid Fincher。

映画は二つの別々の訴訟のシーンが交互に出てきて、弁護士がお互いに「何があったのか」を尋ねていくという構成でストーリーが語られていきます。「事実に基づく話」とは言われながらも、実際には全てが真実ではなく、フィクションもかなり入っていますが、「結局のところ『プログラミングと訴訟についての映画』をここまで面白くした功績は大きい」という、この英語のレビューにもあったように、映画としては面白かったです。

家に帰ってきて色々インターネットで調べてみたら、やはり「ここは真実ではない」という解釈も交えた記事が続々と見つかり、Facebookの会社としての見解やマーク・ザッカーバーグ本人の映画についてのインタビューなどもありました。マーク・ザッカーバーグも、映画の中では、スティーブ・ジョブズを彷彿とさせるような描かれ方をしていたように思います。自分が「これだ!」と思ったことに対しては、それが元々は誰のアイディアだったかなんてことは気にせずに、とにかく突き詰めてみる。英語では “It’s better to ask for forgiveness than for permission” という言い回しがあります。周りの人に「これやってもいい?」と許可を得るのではなく、とにかくやってみて後から謝ればいい、というような感じです。周りに気を使いすぎたり、”Playing nice” (“いい人”に振舞うこと)でやりすぎたり、あるいは誰かに勝ってしまうことを恐れて小さくまとまるより、自分の信じる道を進み、その過程で敵を作ってしまったとしてもそれは税金のようなもの、という考え方さえ読み取れます。

映画の最後のシーンの決めの台詞は実際に劇場で見ていただきたいのでここでは書きませんが、来年1月に日本で公開されるというこの映画で、日本でのFacebookユーザーも加速的に増えるかもしれません。家に帰ってきても早速Facebookを開いて感想を書いたり友達と会話をする私たち。Facebookなしの生活は考えられない人も多いことでしょう。そう考えると、やはりマーク・ザッカーバーグはVisionaryだったのだと納得せざるを得ません。

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