「子どもの日本語力をきたえる」

みなと学園を辞める前に、学校の図書室でこの本を見つけました。著者は齊藤孝で、218f4hsf79l__sl500_aa140_「声に出して読みたい日本語」などを書いた人です。先日まで補習授業校で勤務し、たくさんのバイリンガル家庭のお子さんを見てきたこと、また私自身も二人の子どもを日本語と英語という環境で育てているため、子どもの日本語力を鍛えることには大変関心があり、タイトルに惹かれて手にとってみました。私自身は国語はずっと得意科目だったので、高校の現代文や入試に至るまで、あまり国語で苦労した覚えはなかったのですが、子どもに教えるとなると話は別です。この本を読んで、将来子どもが読解や感想文が苦手と感じたときに、どのように手助けをして教えたらいいのか少しわかったように思いました。

印象に残った部分として、第一章にこんな一節がありました。反復練習を厭わなければたいていのことはできるようになる。反対に、見通しがなくて繰り返すというのは非常に苦しい。教師はその量質転化のライン(繰り返すうちにそれまで出来なかったことが出来るようになるポイント)がどこにあるのかを相手にわからせるということが重要」、そしてその例として、『スラムダンク』というバスケットボールマンガの中で、バスケ部の顧問の先生が初心者の主人公に「何回やればシュートが入るようになるのか」と聞かれて、「2万本」とはっきり数字を出したことが挙げられていました。本人にはなかなかわからないその量質転化のラインが、数字によって提示されることによって、ここまでやればできるようになるんだということが見えてきて、くじけそうな時にあきらめずに続ける糧になるということでしょう。

これは何も語学やスポーツに限ったことではないと思います。何かをやり始めても途中であきらめてしまうことが多い人は、このあたりに何か秘訣がありそうです。また、勉強にしても習いごとにしても、生徒に対してこの量質転化のラインをはっきり提示できるかどうかが、よい先生かどうかを見極めるポイントとも言えるかもしれませんね。

2 comments on “「子どもの日本語力をきたえる」

  1. Ah shucks, I can’t read this. How am I going to improve my Japanese? lol

    I’d like to know what advice it gives though. I see the word Kodomo so I guess it’s for children.

    I would want to learn Japanese the same way I would teach English, using the ‘Howitzer’ method. :-), which is “bombard the brain with the top 2000 set phrase for three weeks at which time you arrive at near-fluency.”

    Toodaloo. Ta-ta for now

  2. Henry,
    Thanks for your comment! You’ve got the secret, the book says “repetition is the key to master almost anything”. A good teacher should be able to tell a student how many times he has to do something before he “gets” it. 2000 phrases for 3 weeks? I’d have to try it with my husband 🙂

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