Erinaさんへの手紙:インベストメント(investment)

Erinaさんとの文通シリーズも4回目になりました。毎回テーマは二人で考えて、それについて書いていくのですが、今回のテーマはインベストメント(investment)。Erinaさんからこんなお手紙をいただきました。
結婚生活と「投資」の関係について、私も書いてみました。

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えりなさん、

日本は梅雨になりました。実は先日やっと「衣替え」なるものをしたのですが、これがなかなか大変で・・・考えてみればサンディエゴでは衣替えの必要があまりなかったんですよね。一年中だいたい同じ感じで、冬になっても重ね着すればokだったサンディエゴは本当にラクでした。えりなさんは北海道のご出身だったんですね!梅雨がないのは少し羨ましいかも。

dreamcatcherさて、Investmentについてのお手紙、ありがとうございました。

Investmentは「投資」という意味で、Erinaさんはこれには「時間」がとても大切な概念と書かれていましたが、本当にそのとおりですね。特に、貯蓄志向が高い日本と違って、アメリカでは、例えばローンなどの借金があるときにまとまった臨時収入が入っても、よりリターンの高い投資があれば、借金をまず返すのではなくてそちらに投資しようとするのも一般的な考え方ではないでしょうか。これもできるだけ時間を味方につけようというところから来る戦略ですよね。

Love relationshipに限らず、人間関係を良好に長続きさせようと思ったら、やはり生活の中からそのための時間を作り出す必要があります。メールをやりとりしたりFacebookなどのSNSでメッセージを送りあったりという日常の「つながりの確認」もありますし、それ以外に例えば友達に赤ちゃんが生まれたり、入院したりといった非日常の出来事の際に、お見舞いやお手伝いにいくという場合もあるでしょう。

最近、私はサンディエゴの友達から「近所の人に車をぶつけられ、相手が逃げ回っていて保険の情報などを教えてもらえないので落ち込んでいる…」とチャットで話しかけられました。Facebook上で事の顛末は読んでいたので「大変だったね。何があったか読んだよ」と返したら、彼女に「保険会社で働いている友達が警察に届けたほうがいいと言うのだけど、あなただったらどうする?」と聞かれたので「うん、届けると思う」と言ったら「よかった!”You are super nice so knowing that you would do that makes me feel much better.” (あなたはとても優しいから、あなたでもそうすると聞いて気持ちがラクになった)なんて言われました。アメリカで私もこのような経験を数回しているので、それに関してはniceじゃないよ~なんて冗談を言いながら、友達は話をしたことで気分が上向きになったようでした。

英語では “Thank you for being there for me”という言い方で友情に感謝を表すことがあります。物理的に目の前にいることができなくても、何かあれば話を聞いてもらえたり、「私だったらこうする」と助言をしてもらえると信頼している友達。親子や師弟関係など、ありとあらゆるrelationshipにも使われる言葉です。逆に “You are never there for me”と否定形で言われれば、頼りにならない、あてにできないという意味です。

“Being there”というのは、あらゆるrelationshipにおいてもっとも必要で、またもっとも意味のある投資なのではないかと思います。学生時代の多くの時間を一緒に過ごした仲間とは、しばらくブランクがあってもまた集まったときに一瞬で昔にもどり、楽しく時間を過ごすことができるのは、この学生時代に過ごした濃い時間の貯金があるからだといつも感じます。人によっては「このrelationshipにはもう一生分の投資をしたよ」ということもあるかもしれませんね。日本に12年ぶりに帰ってきて旧交をあたためる機会に出会うたびに、今でもつながっているご縁をとても貴重なものに感じています。

結婚生活について言うと、一緒に住んでいる夫婦であれば “Being there for each other”でしょう?と思うかもしれません。確かに一緒に同じ空間にいる時間を多く持つことはスタートでしょう。でも本当に “being there for each other”であるかどうか? その時間のクオリティはどうでしょうか?子どもたちがバタバタと走り回る中で食事の支度をしたり寝かしつけたりという日常のルーチンをこなすなかで、お互いが助け合うパートナー同士という認識で協力しているのか、あるいはお互いに腹を立てあっていたり、二人とも暇さえあればスマホやコンピュータをチェックしている感じなのかで大分違ってきます。

テレビやコンピュータやスマホなどのガジェットをおいて、お互い心行くまで会話をするという時間。私にとってはこの時間は結婚生活を良好に維持するために欠かせないinvestmentです。そして、ある程度うまくいっている結婚生活においては、そのリターンは即効で返ってくることも多いので、さらなる投資を続けるインセンティブにもなるのですよね。

010お互いの誕生日や結婚記念日などは、そもそもなぜこの人と結婚したのか?ということを思い出して、これから後の結婚生活へのコミットメントをあらたにしなおすよい機会です。私たちも先日、結婚記念日のお祝いで近所のフランス料理店に行き、ゆっくりと美味しいお食事を楽しみました。

この文通シリーズも次回で5回目。テーマは”Communication”です。えりなさん、お手紙お待ちしています!

Erinaさんへの手紙:パッション(Passion)

サンディエゴ在住のお友達、Erinaさんとの文通シリーズ第3回。今回は「パッション」というテーマで、Erinaさんからこちらのお手紙をいただきました。日本では結婚生活という文脈であまり語られることのないような気がするこのキーワード。お返事を書いてみました。

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fullえりなさん、

日本はもう初夏のような陽気です。春はどこへ行ってしまったの?という感じですが、梅雨になる前のいいお天気を楽しんでいます。

さて「パッション」がお題の記事を読ませていただきました!

火をおこすところの描写、なるほどな~と思いました。20代のときには恋愛は花火のようなものだなと思っていましたが、ぱーっと咲いて散ってしまう花火で終わらないように、そこからついた火をいかに絶やさずにいけるかというところが、一時の恋愛で終わるのか、よりコミットした関係へと発展していくのかの分かれ道なのでしょうね。

私の大好きな海外ドラマのひとつ、”The Good Wife”に、主人公のAliciaが弟のOwenと男女関係について語り合うシーンがあります。

“How do you make “love” outlast “passion”?” (パッションがなくなっても愛情を長続きさせるにはどうしたらいい?)と聞くOwenに対して,

I think it’s not just about the heart, Owen.
Sometimes the heart needs….steering.

と応えるシーンがありました。

Owenには「もっとかっこいいことを言うかと思ったのに」と一蹴されてしまうのですが、一理ある答えではないかなと思います。

Steeringというのはハンドルをまわして車を操作するイメージ。ハンドルを握っているのは自分で、それをあっちにもっていったりこっちにもっていったりすることで、思う方向に進めて行くのです。

恋愛初期のような感情はそのまま何もしないでいると消えるのが自然なもの。さらに無意識に日々を過ごしていると、いつのまにか愛情まで消えてしまうカップルのも多いというのが一般的な理解だし、その前提で上記のOwenの言葉があると考えられます。

実はpassionという言葉の語源はラテン語の「苦しむ」「耐える」を意味する言葉なのだそうです。思えば大学時代に所属していたバッハ合唱団で「マタイ受難曲」という大曲を歌ったことがありますが、これも英語の題はSt. Matthew Passionです。またpassionが「苦しむ」なら compassionは「ともに苦しむ」という意味で、同情する、哀れむなどの意に訳されたりします。

passionにはパートナーへの情熱的な思いというほかに「苦しんで耐えるほどの強い思い」という側面もあるとすると、新婚時代はとっくに過ぎて「いやうちはもうパッションなんて」というご夫婦にも関係がありそうに思えてきます。

愛情たっぷりでラブラブしている2人の間に情熱があるのはある意味普通のこと。少し時間がたって、お互いのいろいろな側面をひととおりわかった上でもまだその関係を良好に保って行くのは、それなりの意思とスキルが要求されます。実は毎日の瑣末なタスクをこなす忙しい生活の中で、それでも夫婦関係、家族関係を良好に保とうと努力している人は実はみんな passionateなのではないかな~という気がしてきます。

面白いことにpassionには「受け入れる」という意味もあるんですよね。我が家の場合は、この①情熱 ②苦難 ③受け入れる の三種類の定義の中をいったりきたりというような感じがありますが、全体としては良好なパートナーシップが機能していると思います。

でも②の苦難ではなく①の情熱を復活させたい!という方にヒントを書くとすると、”Remember who we used to be”というのが大事なのかな、と思います。出会ったころの自分たちがどんな人たちだったかを思い出す、ということですね。

結婚して何年もたって、特に子どもがいたりすると、デートし始めたころの自分たちがどんな感じだったのかというのはもう思い出せないくらい昔の話になってしまったりしますよね。そのときに2人が夢中だったことや一緒にやっていたことを、あえてまたやってみるという提案です。

私たち夫婦の場合は出会いがスウィングダンスで、今も続けている共通の趣味なので、やはり2人だけでダンスのイベントに行くときには昔の(結婚前の、あるいは子どもたちが生まれる前の)ふたりに戻るような感じがします。必ずしもダンスに行かなくても、二人だけで出かけるのは私たちにとってはやはり夫婦関係を良好に保つためにとても大事にしている習慣のひとつです。

特に共通の趣味はなかったのだけど・・・という方でも、結婚に至るまでの道のりで、ふたりで多くの時間を費やしたアクティビティが何かしらあるはず。子どもがいると、ベビーシッターを雇うとか周囲の理解を得るなどのハードルはいろいろとあると思いますが、これも結婚生活を少しでも楽しく、またラクに続けるための必要経費だと私は考えています。それだけの価値がある関係なのですから。

ということで、Erinaさん、次回のキーワードは investmentではいかがでしょうか?お返事お待ちしています!

(image by Josh Felise)

愛する人との最後の会話

unsplash_5244808e6b835_1Facebookのナンバー2とも言われるポジションにあり、“Lean In”を書いたシェリル・サンドバーグ。私も去年まだサンディエゴにいるときにこの本をオーディオブックで聴いて、素晴らしい経歴の持ち主ながら飾らない人柄の彼女に何となく親しみを覚えました。その彼女のだんなさんであるデイビッド・ゴールドバーグが突然亡くなったというニュースを聞いたとき、私は自分でも意外なほどにショックを受けました。彼が47歳という若さだったこと、そして彼らにはちょうど私の上の子どもたちと同じ年頃のお子さんたちが二人いたこともその原因だったかもしれません。でも何よりも、この類のニュースを聞くたびに思うのは “You never know when your time is up”ということ。いつ何が起こるのかは誰にもわからないのです。

彼の死が発表されてから数日後、シェリル自身が彼への思いをFacebookで投稿していました。やはりとても印象に残ったのがこの箇所。

Dave and I did not get nearly enough time together. But as heartbroken as I am today, I am equally grateful. Even in these last few days of completely unexpected hell – the darkest and saddest moments of my life – I know how lucky I have been. If the day I walked down that aisle with Dave someone had told me that this would happen – that he would be taken from us all in just 11 years – I would still have walked down that aisle. Because 11 years of being Dave Goldberg’s wife, and 10 years of being a parent with him is perhaps more luck and more happiness than I could have ever imagined. I am grateful for every minute we had.

「11年しか一緒にいられないとわかっていても、結婚していたでしょう」

この一文は、私がある時期よく考えていたことを思い出させてくれました。いつか死ぬとわかっていても恋をし、愛し合って結婚するのはなぜか?人はだれでも死ぬのですから、運よく一緒に死なない限りは、どんなに愛し合っていてもどちらかは相手を先に失い、その喪失感に苦しむことになります。だから本当は、みんな一緒にいる時間が限られていることは承知の上で、その時間をより幸せに過ごすために、相手とともに歩む道を選ぶはずです。その時間が短いとわかっていても、また失ったときに味わう苦しみが待っていることが明らかであっても、この人と過ごす時間は何ものにも換えがたい、手に入れる価値のあるものだから。お互いにそう思える相手と出会うことが出来る人は本当にラッキーです。

輝かしいキャリア、素晴らしいパートナー、可愛らしい子どもたち……人から見ればパーフェクトのように思えたシェリルの人生。彼女にとっても全く予想していなかった悲劇が起こりました。まだ生涯のパートナーと出会っていない人が、幸せな結婚をしている人を見て「あの人は自分よりも絶対に幸せだ」と感じたりすることもあるでしょうが、次の瞬間にはどうなっているかは誰にもわかりません。吉本ばなながある小説で「勝ち負けなんてトータルでなければ誰にもわからない」というようなことを書いていましたが、幸せの尺度は人それぞれだし、「自分の人生がどれだけ幸せだったのか」なんて、その人生を生きた本人だけが決められること。まったくの主観で自分と他人の人生を比較できるかのように思えたとしても、それはあくまでその瞬間だけのことに過ぎないのです。

では幸せな人生とは何でしょうか?

私自身が考える「幸せ」の尺度のひとつは、幸せだと感じる瞬間が多い生活。そして、そんな瞬間の記憶をたくさん持っていること。また「ああすればよかった」と後悔することがなるべく少ないことかな、と考えています。

私たちには生まれる前に亡くなってしまったみろくという赤ちゃんがいました。それも突然の死で(妊娠16週での出来事だったので、医学的には流産になるそうですが、私のお腹の中で確かに生きていた子どもなのでやはりそれは死という言葉がふさわしいように思います)、そのときから私は「明日も愛する人たちと会える保証はどこにもない」と思うようになりました。

例えば朝の忙しい時間に子どもたちを起こし、せかすように準備をさせているとき。心穏やかに「行ってらっしゃい」を笑顔で言えなかったり、けんか腰のまま別れることを選んでしまったときは、日中「もし子どもたちに何かあってもう会えなかったら、あれは後悔する別れ方だった。どうか無事に帰ってきますように」と思ったりするのです。夫についても同じことです。

だから我が家では、出来るだけ毎朝の別れ際や家に帰ってきたときにハグやキスをするし、寝る前はできるだけスキンシップをしたり「今日一番よかったこと」を言い合って穏やかな気持ちで時間を過ごすように努力しています。

自分にとって大切な関係は常にcompleteであること。言い残しや思い残しがないようにすること。それは私にとって「後悔したくない」というちょっと後ろ向きな動機に基づくものかもしれないけれど、大事な信条です。だからといって本当に相手を失ったときに苦しまないなんていうことはあり得ないのですが、「この人との関係において、自分ができるだけのことは全てやりきった」という気持ちに、時間がたてばいずれなれるのかもしれません。みろくのときもそうでしたが、私にとってのメンターと呼べる二人の女性のサポートによって、自分はそのときのベストを尽くしたということを受け入れられたことで、少しだけ気持ちが軽くなったのを覚えています。

亡くなったデイビットがシェリルや子どもたちと交わした最後の会話が、愛情に満ちたあたたかいものであったことを祈りつつ、筆をおきます。

(image by Charlie Foster)

Erinaさんへの手紙:コミットメント(Commitment)

サンディエゴ在住のお友達、Erinaさんとの文通シリーズ第2回。「コミットメント(Commitment)」というテーマで、Erinaさんからこちらのお手紙をいただきました。「コミットメント」は日本ではカタカナ語としてまだあまり使われない言葉かもしれませんが、私にとってはとても重要な意味を持っています。お返事を書いて見ます。

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photo-1420393000485-4697383da9ecErinaさん、こんにちは。

世間はゴールデンウィーク真っ最中です。考えてみれば親になって初めて迎えるこの期間。親にとっては「休み」という感じでもないですが(笑)

そうそう、テニスは夫が高校時代にやっていたんです。けっこう強かったそうなのですが、長らくずっとお休みしていて…でも、子どもたちが生まれて数年後にあるきっかけで再開。とてもいいテニス仲間に恵まれて、彼らが毎年行うトーナメントでも2回も優勝していました。日本でもまたテニス仲間ができるといいのですが。

さて、今回のキーワードの「コミットメント(Commitment)」。Erinaさんの書かれていた例、とても納得がいきました。そう、コミットメントって何もrelationshipだけに使う言葉ではないのですよね。

うまい日本語がないかな~と探していて思いついたのが、漫画「スラムダンク」の一コマです(兄が大好きだったので家にコミックがあって私もはまりました)。

名言が多いこの漫画ですが、湘北高校のバスケチームを率いる安西先生が、神奈川県インターハイの予選決勝リーグで対戦する相手を前に言った言葉は、「もはや何が起きようと揺らぐことのない、断固たる決意が必要なんだ!」でした。

d0080549_10353760漫画の主人公である桜木花道も、試合が始まって戦っているうちにこの「ダンコたる決意」なるものを理解していくのですが、これこそ「コミットメント」だと思います。「約束」とか「目標」よりも強い、万難を排して、あるいは石にかじりついてでも踏みとどまって頑張りぬくという…「決意」ですよね。

Erinaさんがアメリカに留学して「良い成績をとる」ことを決意した時、他のことをいっとき後回しにしてでもその目標を達成することにコミットしたのです。

結婚という道を選ぶパートナーには、この点についての共通理解をぜひ求めたいところだなぁと思います。その共通理解がない相手とは、喧嘩のたびに「離婚だ!」と言い合うことにもなりかねません。しかも、この場合に持ち出される「離婚」という言葉は往々にして、相手を脅し、動揺させ、コントロールする目的で発せられるもの。発したその言葉を全うしようと言う意思…それこそ、その言葉に対するコミットメントもきっとないことが多いでしょう。

以前にもこちらに書いていますが、私は離婚が必ずしも悪いとは思っていません。相手が暴力的だったり、自分が失われてしまうような思いをしながら続けるべきものではないでしょう。でも、そうではなくただなんとなく心が離れてしまった…とか、もうトキメキがないから愛していないのかも、ということで関係をあきらめてしまおうか、という場合には、そこでもう一度「それでいいのか?」と思いとどまってほしいです。

この「コミットメント」を説明するとき、私がいつも引き合いに出す映画があります。”Fireproof”というタイトルで、結婚何年目かで気持ちがすれ違ってしまった夫婦の危機と再生を描いたものです。脚本や演技がとてもベタなところがあったり、随所にキリスト教の言及があって抵抗がある人もいるかもしれませんが、夫婦とは?結婚とは?ということを考える上ではとてもいい教材だと思います。

映画のテーマソング”Love is not a fight”の冒頭にもこんな箇所があります。

Love is not a place to come and go as we please
It’s a house we enter in, then commit to never leave

(「愛」とは好きなときに出たり入ったりするのではなく、一度入ったらもう二度と出て行かないと決意する「家」なのだ…)

最終的に結婚生活がうまくいったのかどうか?は結果でしかありませんが、少なくとも、そのくらいの覚悟をもって始めるべきものなのかな、と感じます。

最後にもうひとつ。

アメリカ人も大好きな自己啓発の言葉のひとつに

If you are interested, you’ll do what’s convenient.
If you are committed, you’ll do what it takes.

というものがあります。

自分がやりたいことや目標とすることに対して、ただ単に「興味がある」程度だったら、目標達成のために都合のよいことは行うだろう。でもコミットしたことに対してなら、どんなことでもやるはずだ、という意味合いです。“Do what it takes” は「どんなことでも(行う)」と言う英語的な表現ですね。

Are you interested?

Or are you committed?

断固たる決意をもって成し遂げよう!と思える目標をもつことは、時に人生をハードなものにするかもしれませんが、その経験はまた人生を豊かにしてくれるのではないかと思います。

次回のキーワードは、コミットメントとも通じる「パッション」です。Erinaさん、楽しみにしています!

Erinaさんへの手紙:パートナーシップ

私がサンディエゴで知り合った日本人の女性は、みんなそれぞれに生き生きとした人生をおくっています。ご縁をいただいてお友達になったそんな彼女たちと、仕事や子育ての合間を縫って交流を深めてきました。

そんな女性のおひとりがErinaさん。Erinaさんは日本で高校を卒業した後、留学生として13年前に渡米しました。アメリカで大学を卒業し、アメリカ人の旦那さんと結婚。二人のお子さんの母親として、日本人妻として、働く女性として、アメリカに住む日本人女性をブログなどを通じて応援しています。また、日本人・日系人コミュニティにとって役に立つ情報を発信していくJapanese Family Support Centerの主宰者のお一人でもあります。

確かErinaさんと最初に会話をしたのは私がハワイに住んでいたときのスカイプ越しでした。その後、サンディエゴに帰って数ヵ月後に、以前からやりたいと思っていたポッドキャスト番組の作成について背中を押してくれたばかりか、第一回目のゲストにもなってくれました。

そんなErinaさんと、日本に発つ前に一緒にご飯を食べたとき、「結婚」をテーマに話し合うという素敵な提案をしていただきました。Erinaさんは新しく始められた In Nadeshiko Wayというブログで、そして私はこのブログを使って、文通という形で意見交換をしていきます。

初回のキーワードはパートナーシップErinaさんからのお手紙はこちらでお読みいただけます。
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015Erinaさん、こんにちは。

サンディエゴを離れてもう半年が経ってしまったなんて、何だか信じられない気持ちです。お蔭様で子どもたちもそれぞれ小学校と保育園になじんで、お友達もできました。横浜に引っ越したのは寒さも厳しくなる12月でしたが、最初の冬を乗り越え、過ごしやすくなってきた日本で楽しく生活しています。

サンディエゴが懐かしくなることは多々あります。何と言っても12年も住んだのですから、もうひとつの故郷ですよね。そんな場所を持つことができるのもとても贅沢なことで嬉しいのだけど、青い海と空の美しさや、子どもたちが自転車でぐるぐる走り回れる安全な場所が懐かしいなぁ。リバティ・ステーションは家から最も近い大きな公園で、アクティブな男の子たちのいる我が家にとっては庭みたいな存在だったので、Facebookで広大な芝生のエリアの写真を見るたびに帰りたくなったり(笑)でも日本にもずっといるわけではないので、ここでの生活をしっかり味わおう!と決めています。

さて、パートナーシップについて。

私と夫は2002年の5月に結婚したので、今年の5月で13周年を迎えます。最初の子どもが生まれる2006年までは二人だけの結婚生活でした。

もちろん、普通のカップルが通るような山や谷もたくさんありました。特に、私の場合は日本で彼と出会い、それまでのキャリアを一旦リセットする覚悟でアメリカに移住してきたこともあり、最初の数年間は、新しい生活に慣れるのと同時に「私は何者なのか」というアイデンティティ・クライシスも経験しました。

それまでにもアメリカには大学院留学で2年近く住んだことはあったのですが、結婚という形で、夫の妻であるということ以外に誰も私を知る人のいないところに行き、ゼロから人間関係やキャリアを構築していくというのはけっこうしんどい作業でもありました。

思うような仕事が見つからず、フラストレーションがたまって夫にやつあたりすることもあったし、経済的にもほぼ全面的に夫に頼っている状態。その頃の私はまだ「パートナーシップ」という言葉について意識するようなこともなかったでしょう。

夫は最初から “Happy Wife, Happy Life”という考え方を持っている人でした。妻がハッピーなら幸せな生活ができるということで、韻を踏んでいてキャッチーなフレーズですよね。初めて彼がそう言ったのを聞いたときにはなんて気の利いたことを言うのだろうとちょっとした感動を覚えたものです(笑)当然、逆も真なりなんですが、事あるごとに言ってくれるのは嬉しかったですね。

その彼の考え方のおかげもあって、最初の山であった結婚・移住後の数年間をなんとか乗り切り、満足のいく仕事が見つかって働き始めたのと同時に長男を授かりました。

国際結婚をして、自分の国を離れて相手の国に行く人にはそれなりの覚悟が必要ということは、一般的に受け入れられやすい考え方ではないかと思います。

でも、実は「来てもらう」立場のほうにも、同じくらいか、それ以上の覚悟がいるのかな?ということを最近考えます。私たちの場合は、最初の12年は夫の国で暮らしました。新天地で親しい家族や友人たちのコミュニティから離れ、キャリアを模索し、葛藤する私を見守りサポートする立場だった夫にも、何もストレスや苦労がなかったはずはありません。

そして今度は私の国で暮らすという経験をしています。夫にとっては2度目の日本滞在なので、日本生活に対するカルチャーショックは前回よりは少ないですし、幸いにも古巣での仕事を見つけて来ることができたので、私が経験したようなアイデンティティ・クライシスはないような感じがします。

でもサンディエゴでは車で10分だった通勤は、電車で片道1時間近く。もちろん家族やサンディエゴで親しくしていたテニス仲間からも遠く離れ、小学生の子どもたちに既に追い抜かされてしまった日本語力で、生活に不自由を感じている部分もあります。運転するにも道は狭いし、冬は寒くて夏は蒸し暑い…など、探せば小さな不満はいろいろあるでしょう。

今、逆の立場になってみて、毎朝早く家を出て、仕事を追えて帰宅する夫に対して感じるのはやはり感謝の気持ちです。そして、私が結婚当初アメリカに移住し、焦りを感じて過ごした最初の数年の間も、夫は「自分の国に来てくれた」ことに対して感謝の気持ちをもっていたから、私からの八つ当たりもおおらかに受け止めてくれ、サポートしてくれていたのかな、と想像したりしています。

夫婦のパートナーシップというのは、「一緒に人生をシェアしていこうと決めたのだから、何があっても二人で figure out(=解決策をひねり出す)して頑張っていこう」という意思のことだと思うのです。

お互いにやりたいことが違うことだってあるのはもちろん、そもそも赤の他人なのですから「価値観が全て一緒」なんてあり得ないと思います。日本人同士の結婚だってそれは同じですよね。

その違いをどうするのか? 違いすぎるといって共同生活をあきらめるのか? それともなんとか折り合いをつけて、どちらも reasonableにハッピーになれるような解決策を見つけようとするのか?

私たちの間でも、「自分の幸せは自分で作り出す」というのを基本にしつつも、相手の幸せにも興味をもち、夫婦というチーム全体で生活の満足度が上がるように努力しよう、という点で意見が一致しているので、それぞれ大切にしていることが違っても尊重しあうように心がけています。

「パートナーシップってこういうものだよね」という点で意見が一致している二人だったら、Erinaさんの言われたように「話し合いをやめる」という選択肢はもともとないものなのかもしれません。

なんだか長くなってしまったので、ひとまず筆を置きます。次回のキーワードは「コミットメント」でいきましょう!楽しみしていますね。

「恋は奇跡。愛は意思。」

lumine「東大なんて行ったら結婚できなくなるかもしれないよ」

これは私が大学を決める時にある人から言われた言葉です。その時は「別にそうなったらそうなったでいいけど…」なんて思うほど結婚願望がなかった私が(当時18歳だったので無理もないですが)、結婚に悩む人をサポートするお仕事をすることになるとは、人生とはわからないものです。

私は社会人何年目かの時に、スウィングダンスというカップルダンスに夢中になりました。そしてそのダンスを通じて出会った人と交際をはじめ、その彼と結婚することにしました。彼は横須賀基地で海軍に勤務していたアメリカ人。私は国連の仕事でドイツから日本の事務所に駐在になって日本で働いていたときのことでした。

当初私の両親は反対しましたし、彼の家族にも反対されました。国連時代の友達にも「アメリカの軍人と結婚して仕事を辞めるなんてEtsukoは大丈夫なのか」と心配されました。でも私の中では答えは明確でした。これから毎日の生活をともにし、一緒にご飯を食べて眠る相手を選ぶという極めて基本的で個人的かつ重要なことを、なぜ自分の意思で決めてはいけないのか?という思いでいっぱいでしたし、時間が経てば、また彼を知ればわかってくれるという確信もありました。そのために周囲の反対を「押し切って」という意識すらなかったように思います。私が大学時代からの夢だった国連の仕事をしていたことから、辞めるのはもったいないということを言って下さる人もいました。でも私は私なりのコンパスに従って彼を選びました。仕事を辞めてもアメリカでまた何か見つかるだろう、と思っていた部分もありました。

私たちは普通の結婚式はしませんでした。ふたりの結婚式に対する考え方が大きく違っていたことが原因で喧嘩になり、横須賀基地で日本人のカウンセラーからカウンセリングを受けていろいろ話しあったのです。その結果、ふたりだけで出会った阿佐ヶ谷の路上で一曲踊ったあとに誓いの言葉を交換することにしました。ドレスも指輪も何もない、ジミ婚とすらよべないものでしたが、ふたりの出会いを再現して初心に戻れるようなセレモニーでした。その後、祝ってくれる友達とともに六本木のスウィングダンスが踊れるバーで結婚記念パーティを行いました。

そして結婚しアメリカに行き、私は思うような仕事が見つからずにアイデンティティ・クライシスに陥ったり、流産を経験したりして3年が過ぎました。その後ようやくキャリア面でも待遇面でも満足のいく仕事が見つかり働き始めた途端に妊娠し、長男を出産しました。今では3人の男の子を一緒に育てています。結婚当初の予定を大幅に過ぎましたが、去年の秋に12年のサンディエゴ生活をひとまず追えて、一家で日本に移住しました。

私が結婚した彼は本当に素晴らしい人です。過去13年の結婚生活の間には山も谷もありましたし、振り返ってみると「あれは危機だったんだな」と思える暗い時代もありました。でも今、朝起きて隣にいる彼が視界に入るとき、この人と出会うことができたのは人生最大の幸運だったと(大げさではなく)毎日のように感じています。

国際結婚の離婚率は7割近くという厚生労働省の統計がありますが、周囲で見聞きする感じではもっと高いような感覚もあります。この点については、どんなカップルが身近にいるかによって、その感覚的な数字は上下するでしょう。いずれにしても日本人同士の結婚よりは難しい印象のある国際結婚。そもそも相手の国籍に関わらず、結婚すること自体が離婚するリスクをともなう行為なのに、結婚生活がうまくいくように結婚前あるいは結婚してからいろいろ対策を練るという人(カップル)はどのくらいいるのでしょうか。よくどちらかの浮気が離婚の理由に挙がることがありますが、浮気はもっと根が深い問題の表れ方のひとつに過ぎないという考え方もあります。本当は実際に浮気が起こるもっとずっと前からその問題の種はまかれているのではないかと思います。多くの場合は誰も気がつかないうちに。

こう書いたからといって、私は離婚を「絶対に避けるべきもの」と考えているわけではありません。人にはそれぞれたどるべき道があります。その道を進むことで初めてわかることや出会う人がいるでしょうし、何より本人が納得して選び取った道である以上、周りがとやかく言う筋ではないように思います。誰と結婚するかが(少なくとも日本においては)自由であるように、離婚することも私たちに与えられた自由な選択肢のひとつです。離婚することでよりよい新しい人生に踏み出せる人も大勢います。

ただ、私が国際結婚コンサルタントになり、著書「国際結婚一年生」を出版してから、「事前にこのことを知っていたら結婚しなかったかもしれない」という言葉を耳にすることが多々あり、そうであれば、その部分について私に何かできるかもしれない、という思いがあるのです。あるいは、「この人と結婚してもいいのかどうか」「結婚生活をこのまま続けてもいいのかどうか」「こんな些細なことで喧嘩になるのは二人の相性が合わないからなのか」「こんなことを言われた・されたが、我慢しなければいけないのだろうか」というご相談を受けるたび、結婚の成否は単に「離婚しないこと」ではなく、双方がもっと満足のいく結婚生活を営むことであり、そのために個人・あるいはカップルでできることについてもっと知ってもらいたいという気持ちがあるのです。

3月14日(土)に恵比寿で行う国際結婚のセミナーでは、これから結婚相手を選ぶことができる幸運な方に、結婚するべき相手のタイプをどのように見分けるかをお伝えします。また、満足のいく結婚生活を長期間にわたって続けられるよう、結婚相手の候補者を観察するにあたって外せないポイントについてもお話しします。出会いの場がないと悩む方には、セミナー終了後からすぐに実行に移せるアクションプランを持ち帰っていただきます。このセミナーはメイク&ファッションコンサルタントのノナカキョウコさんとのコラボ企画でもあり、外見の魅力を最大限に表現できるように個別のアドバイスもいただけます。またセミナーに参加される皆さんには、どんなことでもご質問いただき、真摯にお答えしていこうと思っています。

記事タイトルの「恋は奇跡。愛は意思。」とは現在のルミネの広告コピーですが、確かに私が彼と出会ったのは年末ジャンボ宝くじに当選するくらい貴重なことでした。その一方で、結婚13年目の今でも夫婦ともに結婚生活に満足しているのは「完璧な人と結婚したから」では(お互いに)決してなく、ふたりともが意思を持ってお互いを人生のパートナーとして選び続けているからです。満足のいく結婚生活を送るために必要なことは「我慢」や「妥協」ばかりではなく、ふたりが一緒に描くビジョンであり、結婚というリレーションシップに対する投資です。自分の持てる全てをかけて一生もののパートナーシップを築こうと思える相手と出会い、結婚式でなく結婚生活の準備をしたい方、3月14日(土)午後に恵比寿でお会いしましょう。セミナーの詳細・お申し込みはこちらをご覧下さい。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

結婚式の情報誌ゼクシィの結婚アプリに「国際結婚編」があります!

unnamed結婚式場・結婚式の総合情報誌「ゼクシィ」にスマートフォンのアプリが出来ました。私は国際結婚バージョンの作成の際に取材のお申し込みを受けてご協力させていただいています。パソコンからも内容をご覧いただけます!

みんなどうしている? 外国人の彼との国際結婚 [結婚式編]

みんなどうしている? 外国人の彼との国際結婚 [手続き・暮らし編]

アプリの特徴をゼクシィアプリのサイトから一部転載:

■結婚に必要な情報のすべてがここに■
結婚式・新生活準備の手順・ノウハウから、結婚式スタイルのアドバイス、ドレス・指輪情報、結婚の手続き・届け出、結婚後の人間関係マナー記事まで充実。記事や情報は、定期的に更新されるのでいつも新しい発見があります。ちょっとした移動時間でもサクッと読めるアプリオリジナル記事も盛りだくさん!

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理想のドレス、ジュエリー、結婚式スタイルをイメージできるよう、ドレス・ジュエリーのカタログ、芸能人のウエディングブログなど、写真を一度にたくさん見られるコンテンツをご用意。

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ゼクシィといえばあの分厚くて重い雑誌が思い浮かびますが、このアプリとスマートフォンがあれば電車の中やちょっとした空き時間にも検索や段取りの確認ができたりと、結婚式の準備を効率的にこなせそうですね。

結婚が決まった!という方が周りにいらしたら、ぜひ教えてあげてください!

国際結婚・東京女子会のお知らせ

12月13日(土)に国際結婚専門の紹介サービスKaiwa-USAの代表・松本直子さんと一緒に国際結婚をテーマにした女子会を行います。数ある国際結婚紹介所の中でも、Kaiwa-USAは真剣に結婚を考えている方だけをメンバーとして登録しています。「とにかく結婚すること」をゴールとせず、その後に末永く続く結婚生活をハッピーに続けていけるように、心からメンバーの皆さんの幸せを願ってアクティブに飛び回る松本さんの誠実な姿勢に共感しています。松本さんとは今までにも、Kaiwa-USAのメンバー対象のスカイプ・セミナーのほか「幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン」をお送りしてきました。過去に公開されたレッスンはYouTubeでご覧いただけます。

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:イントロダクション 私たちが国際結婚を選んだ理由

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン1 国際結婚、こんな人は向いている?向いていない?

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン2 オンラインデートは安全ですか?

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン3 国際結婚10年生、テキサス在住のRikakoさんを迎えて

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン4 ハーグ条約と国際離婚について

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン5 国際結婚とお金

今まではオンライン上でご一緒してきた松本直子さんと、今回は初めてライブで東京でのイベントを行うということで、私自身とてもワクワクしています。国際結婚に興味がある、交際中で次の段階に進みたい、既に結婚していてこれから海外移住をする・・・などなど、様々なステージにいらっしゃる方にとって役立つような内容にしていきます。

国際結婚・東京女子会は12月13日(土)の午後5時から9時まで、都内某所で行われます。イベントの詳細・お申し込みはこちらのページをご覧ください。皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

12年間のサンディエゴ生活が終わりました

家族で日本に移住してから一ヶ月が経ちました。私はサンディエゴには2002年の11月に移住したので、実に12年近くを過ごしたことになります。日本に住んでいるとは言っても、現在はまだ横須賀基地内のホテルに滞在しているので、日本の中のアメリカにいるような感じではあるのですが、この機会にここまでの経緯を振り返ってみました。

私は高校時代に1年間、AFS交換留学生としてドイツのホストファミリーにホームステイをしました。ちなみにAFSは高校生の交換留学の団体としては老舗で、本家アメリカのAFSは今年100周年、日本AFSも60周年を迎え、11月後半には記念の式典が行われます。1年後ドイツから帰国して高校に復学し、日本の大学に進学。卒業後はアメリカの大学院に留学しました。

アメリカ大学院留学中にJPO試験を受けて、奇遇にもドイツに本部がある国連ボランティア計画という組織で働くことになりました。2年ほどドイツで働いた後、今度は東京事務所に派遣され、そこで働いているときに現在の夫と出会い、国連を辞めてアメリカに移住するという決断をしました。

サンディエゴ滞在中にあったキャリア&家族に関する出来事としてはこんな感じです。

2002年11月~2003年8月 JICAコンサルタントとしてベトナムに計3ヶ月ほどの期間を勤務
2004年 サンディエゴの非営利団体 Family Violence Instituteで勤務
2005年 サンディエゴ補習授業校みなと学園の事務局長として勤務開始
2006年7月 長男出産
2007年11月 次男出産
2008年 RCB親子コミュニケーションコース講師の資格を取得。Your Infinite Life Coachingのコースに参加
2009年 ブログを書き始める。ライフコーチの資格を取得
2010年 みなと学園を退職。著書「国際結婚一年生」出版
2011年 国際結婚成功コンサルタントとして活動開始。6月に世界征服サミットに初参加
2012年2月 三男出産。8月から3ヶ月間、家族でハワイに住む
2013年2月 ポッドキャスト番組開始。夏休みに長男が日本の小学校で1ヶ月の体験入学
2014年9月 日本に移住

前述のように夫に出会う前にはアメリカ→ドイツ→日本と2年ごとに移住していて、日本での滞在も「これは一時的なこと」という意識が常にあったため、夫と結婚してサンディエゴに行くことになったときも「サンディエゴは3年から5年くらいで、そのあとまた次に行こう」ということを夫と話していたのです。サンディエゴに移住した頃は、国連は辞めたものの国際協力の仕事にはまだたっぷり未練があったので、友人からお話のあったJICAコンサルタントとしてベトナム勤務という機会をありがたくお受けして、サンディエゴからベトナムに5回ほど往復しました。その頃はまだ「サンディエゴの次はまた国際協力の仕事で途上国に住みたい」と思っていた覚えがあります。ベトナムでの勤務が終了した後、国際協力分野での仕事をサンディエゴで探したもののなかなか見つからず、学校運営の責任者という、それまでのキャリアが生かせる満足のいく仕事についたときには移住してから3年が経っていました。

面白いことに新しい仕事を始めた途端に長男を授かり、そこからはフルタイムのワーキングマザーで子育てという生活にどっぷり漬かることになりました。この頃には「次にもし家族で住むとしたら日本かな」と考え始めていたように思います。2009年には事務局長としての仕事は続けつつも、もし本当に国を移動するとしたら、それでもずっと続けられる仕事をしたいと考えるようになり、このブログを書き始めました。

サンディエゴでの生活はとても快適で、子どもたちもサンディエゴの学校に行き始めて友達も出来始め、コミュニティに根を下ろして生活していました。三男が生まれた頃には、一家で別の国に行くというのはなんだか遠い夢の話のような気がしていましたが、そんなときハワイに3ヶ月住むという機会があり、住んでいたアパートはそのままでハワイに引越ししました。まだ6ヶ月の三男を抱えて大変なこともありましたが、サンディエゴを離れて別の土地で暮らすというこの経験から「やってやれないことはない」と思うようになりました。そして2013年の7月に行った3度目の世界征服サミットに行った帰りの飛行機で「日本行きを1年以内に実現させる」と改めて決意し、それから1年は「20014年の8月に日本に移住すること」を目指して準備をしてきたのです。そして今年の6月に日本での仕事に応募していた夫にオファーがあり引越し準備を開始し、9月22日に日本に到着しました。

まだこれから家を決めて引越しをして、日本の学校に子どもたちを通わせるというステップが残っています。本当の意味での日本の生活を開始するまでには当分かかりそうですが、日本滞在も(当面は)期間限定という認識なので、その間にやりたいことをリストアップしているところです。「家族」「友人」「キャリア」「冒険・旅行」など、カテゴリ別に整理して優先順位をつけて・・・と、時間はかかるけれど楽しい作業をこれからしていきます。日本語はほぼビギナーの夫と子どもたちとの日本生活なので、その面のチャレンジがあることは覚悟の上ですが、このあたりもドキュメントしていきたいなぁと思っています。

100人とお話しするプロジェクトが進行中です!

現在「100人とお話しするプロジェクト」を行っています。今までは主に1対1のコーチングを提供してきましたが、今後のビジネスの展開を考えた上で、皆さんがどんなことに困っていて、どういった形でのサービスを求めているかということを、改めて具体的にヒアリングしたいと思ったからです。

また、お話しする間に、可能な範囲で何かこちらから解決の糸口になるようなことを提供する「ミニ・コーチング」の役目も果たせたらと思っています。

日本人50名、外国人50名を目標にプロジェクトが進行中です。

テーマは、

・海外での生活
・国際結婚
・親子関係
・夫婦関係
・異文化での子育て
・今後のキャリア

などなど・・・

こういったテーマの中で、ちょっと困っていること、誰かに話を聞いてもらいたいこと、あるいは他の人の体験談が聞きたいと思うことがありましたら、ぜひお知らせください!時間は30分を目安にして、電話あるいはスカイプでお話しする形になります。

ご希望の方は、 http://mypeacefulfamily.setmore.com/のリンクから

100 people project – Etsuko Tsukagoshi

を選択し、次の画面で日にちと時間を指定してください。
(アメリカ西海岸時間になっています。お手数ですが、時差を換算してください)

日時を指定すると、氏名などを記載するフォームが現れます。
・氏名を記入してください。
・電話番号あるいはスカイプIDを入力してください。
・メールアドレスを記入してください。
・住所は必要ありません。
・ご質問、コメントなどありましたらコメント欄にご記入ください。

*申し込みのやり方がわからない方は、このサイトのコンタクトフォームからご連絡ください。

また、お友達・お知り合いの方で、興味をもっていただける方がいらしたら、ぜひリンクをシェアしてください。
お申し込みをお待ちしています!

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