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「恋は奇跡。愛は意思。」

lumine「東大なんて行ったら結婚できなくなるかもしれないよ」

これは私が大学を決める時にある人から言われた言葉です。その時は「別にそうなったらそうなったでいいけど…」なんて思うほど結婚願望がなかった私が(当時18歳だったので無理もないですが)、結婚に悩む人をサポートするお仕事をすることになるとは、人生とはわからないものです。

私は社会人何年目かの時に、スウィングダンスというカップルダンスに夢中になりました。そしてそのダンスを通じて出会った人と交際をはじめ、その彼と結婚することにしました。彼は横須賀基地で海軍に勤務していたアメリカ人。私は国連の仕事でドイツから日本の事務所に駐在になって日本で働いていたときのことでした。

当初私の両親は反対しましたし、彼の家族にも反対されました。国連時代の友達にも「アメリカの軍人と結婚して仕事を辞めるなんてEtsukoは大丈夫なのか」と心配されました。でも私の中では答えは明確でした。これから毎日の生活をともにし、一緒にご飯を食べて眠る相手を選ぶという極めて基本的で個人的かつ重要なことを、なぜ自分の意思で決めてはいけないのか?という思いでいっぱいでしたし、時間が経てば、また彼を知ればわかってくれるという確信もありました。そのために周囲の反対を「押し切って」という意識すらなかったように思います。私が大学時代からの夢だった国連の仕事をしていたことから、辞めるのはもったいないということを言って下さる人もいました。でも私は私なりのコンパスに従って彼を選びました。仕事を辞めてもアメリカでまた何か見つかるだろう、と思っていた部分もありました。

私たちは普通の結婚式はしませんでした。ふたりの結婚式に対する考え方が大きく違っていたことが原因で喧嘩になり、横須賀基地で日本人のカウンセラーからカウンセリングを受けていろいろ話しあったのです。その結果、ふたりだけで出会った阿佐ヶ谷の路上で一曲踊ったあとに誓いの言葉を交換することにしました。ドレスも指輪も何もない、ジミ婚とすらよべないものでしたが、ふたりの出会いを再現して初心に戻れるようなセレモニーでした。その後、祝ってくれる友達とともに六本木のスウィングダンスが踊れるバーで結婚記念パーティを行いました。

そして結婚しアメリカに行き、私は思うような仕事が見つからずにアイデンティティ・クライシスに陥ったり、流産を経験したりして3年が過ぎました。その後ようやくキャリア面でも待遇面でも満足のいく仕事が見つかり働き始めた途端に妊娠し、長男を出産しました。今では3人の男の子を一緒に育てています。結婚当初の予定を大幅に過ぎましたが、去年の秋に12年のサンディエゴ生活をひとまず追えて、一家で日本に移住しました。

私が結婚した彼は本当に素晴らしい人です。過去13年の結婚生活の間には山も谷もありましたし、振り返ってみると「あれは危機だったんだな」と思える暗い時代もありました。でも今、朝起きて隣にいる彼が視界に入るとき、この人と出会うことができたのは人生最大の幸運だったと(大げさではなく)毎日のように感じています。

国際結婚の離婚率は7割近くという厚生労働省の統計がありますが、周囲で見聞きする感じではもっと高いような感覚もあります。この点については、どんなカップルが身近にいるかによって、その感覚的な数字は上下するでしょう。いずれにしても日本人同士の結婚よりは難しい印象のある国際結婚。そもそも相手の国籍に関わらず、結婚すること自体が離婚するリスクをともなう行為なのに、結婚生活がうまくいくように結婚前あるいは結婚してからいろいろ対策を練るという人(カップル)はどのくらいいるのでしょうか。よくどちらかの浮気が離婚の理由に挙がることがありますが、浮気はもっと根が深い問題の表れ方のひとつに過ぎないという考え方もあります。本当は実際に浮気が起こるもっとずっと前からその問題の種はまかれているのではないかと思います。多くの場合は誰も気がつかないうちに。

こう書いたからといって、私は離婚を「絶対に避けるべきもの」と考えているわけではありません。人にはそれぞれたどるべき道があります。その道を進むことで初めてわかることや出会う人がいるでしょうし、何より本人が納得して選び取った道である以上、周りがとやかく言う筋ではないように思います。誰と結婚するかが(少なくとも日本においては)自由であるように、離婚することも私たちに与えられた自由な選択肢のひとつです。離婚することでよりよい新しい人生に踏み出せる人も大勢います。

ただ、私が国際結婚コンサルタントになり、著書「国際結婚一年生」を出版してから、「事前にこのことを知っていたら結婚しなかったかもしれない」という言葉を耳にすることが多々あり、そうであれば、その部分について私に何かできるかもしれない、という思いがあるのです。あるいは、「この人と結婚してもいいのかどうか」「結婚生活をこのまま続けてもいいのかどうか」「こんな些細なことで喧嘩になるのは二人の相性が合わないからなのか」「こんなことを言われた・されたが、我慢しなければいけないのだろうか」というご相談を受けるたび、結婚の成否は単に「離婚しないこと」ではなく、双方がもっと満足のいく結婚生活を営むことであり、そのために個人・あるいはカップルでできることについてもっと知ってもらいたいという気持ちがあるのです。

3月14日(土)に恵比寿で行う国際結婚のセミナーでは、これから結婚相手を選ぶことができる幸運な方に、結婚するべき相手のタイプをどのように見分けるかをお伝えします。また、満足のいく結婚生活を長期間にわたって続けられるよう、結婚相手の候補者を観察するにあたって外せないポイントについてもお話しします。出会いの場がないと悩む方には、セミナー終了後からすぐに実行に移せるアクションプランを持ち帰っていただきます。このセミナーはメイク&ファッションコンサルタントのノナカキョウコさんとのコラボ企画でもあり、外見の魅力を最大限に表現できるように個別のアドバイスもいただけます。またセミナーに参加される皆さんには、どんなことでもご質問いただき、真摯にお答えしていこうと思っています。

記事タイトルの「恋は奇跡。愛は意思。」とは現在のルミネの広告コピーですが、確かに私が彼と出会ったのは年末ジャンボ宝くじに当選するくらい貴重なことでした。その一方で、結婚13年目の今でも夫婦ともに結婚生活に満足しているのは「完璧な人と結婚したから」では(お互いに)決してなく、ふたりともが意思を持ってお互いを人生のパートナーとして選び続けているからです。満足のいく結婚生活を送るために必要なことは「我慢」や「妥協」ばかりではなく、ふたりが一緒に描くビジョンであり、結婚というリレーションシップに対する投資です。自分の持てる全てをかけて一生もののパートナーシップを築こうと思える相手と出会い、結婚式でなく結婚生活の準備をしたい方、3月14日(土)午後に恵比寿でお会いしましょう。セミナーの詳細・お申し込みはこちらをご覧下さい。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

国際結婚・東京女子会のお知らせ

12月13日(土)に国際結婚専門の紹介サービスKaiwa-USAの代表・松本直子さんと一緒に国際結婚をテーマにした女子会を行います。数ある国際結婚紹介所の中でも、Kaiwa-USAは真剣に結婚を考えている方だけをメンバーとして登録しています。「とにかく結婚すること」をゴールとせず、その後に末永く続く結婚生活をハッピーに続けていけるように、心からメンバーの皆さんの幸せを願ってアクティブに飛び回る松本さんの誠実な姿勢に共感しています。松本さんとは今までにも、Kaiwa-USAのメンバー対象のスカイプ・セミナーのほか「幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン」をお送りしてきました。過去に公開されたレッスンはYouTubeでご覧いただけます。

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:イントロダクション 私たちが国際結婚を選んだ理由

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン1 国際結婚、こんな人は向いている?向いていない?

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン2 オンラインデートは安全ですか?

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン3 国際結婚10年生、テキサス在住のRikakoさんを迎えて

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン4 ハーグ条約と国際離婚について

幸せを呼ぶ国際結婚のレッスン:レッスン5 国際結婚とお金

今まではオンライン上でご一緒してきた松本直子さんと、今回は初めてライブで東京でのイベントを行うということで、私自身とてもワクワクしています。国際結婚に興味がある、交際中で次の段階に進みたい、既に結婚していてこれから海外移住をする・・・などなど、様々なステージにいらっしゃる方にとって役立つような内容にしていきます。

国際結婚・東京女子会は12月13日(土)の午後5時から9時まで、都内某所で行われます。イベントの詳細・お申し込みはこちらのページをご覧ください。皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

婚活中=受験勉強中??

前回の記事で書いた、国際結婚をテーマとしたスカイプでのセミナーが無事終了しました。終了間際に参加者の方々からの感想をお聞きしたのですが、その中で「今までに考えたこともなかったようなお話を聞くことができました」、そして「婚活ばかりに一生懸命になっていたけど、結婚してからがまた大変なんだなぁ・・・と感じました」というコメントがありました。

これを聞いてふと頭に浮かんだのは、高校時代の自分の姿でした。中学受験で入った中高一環教育の学校では、特に高等部に入ると受験勉強一色という雰囲気で、周りも私も「とにかくいい大学に入れれば・・」ということが人生最大の目標になっていました。準備の甲斐があって運よく大学に入れましたが、正直なところ、「大学入学」を目指して勉強している時、実際には大学生活はどんなものか、ということは全く頭にありませんでした。そのためもあってか、大学一年目は多くの科目で「あれ?」というくらい芳しくない成績だった覚えがあります。それには「受験を乗り越えたんだから大学の勉強など軽くこなせるはず」という油断ももちろんあったに違いありませんし、今から考えれば「大学で何をどのように勉強したいのか」ということを、受験勉強中には想像する余裕すらなかったという気がします。

受験勉強中の学生が「大学合格がゴール」と思ってしまうように、婚活中の人は結婚することがゴールと思うのも無理はないことでしょう。でもその先にある生活について、少しでも具体的に想像することができていないと、いざ結婚してしまってから大変なことになる可能性もあります。とにかく結婚したのはいいけれど、日本でのキャリアを捨て外国に行き、言葉が母国語ほどには自由自在に扱えないので、引っ込み思案になったり、現地にうまく溶け込むことができずに、引きこもりになってしまったり、そうこうしているうちに子どもが生まれて、もう日本には帰るに帰れないという状況になっている方もいます。今回のセミナー中には、言葉やお金の面でかなり実際的な話もしたため、「今まさに婚活中でパートナーを探している人には、自分にはちょっと遠い世界の話題と感じられたかもしれない」という気がしないでもなかったのですが、参加者のコメントを聞いて、「結婚という当面のゴールの先にあるもの」について具体的に考えることは、やはりとても大事なことだと改めて実感しました。大変好評を頂いたこのセミナーは、今後も月に一度のペースで続けていく予定です。