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家族のDNA

今年の4月にあった母方の祖父母の法事での会話をきっかけとして、5月の連休の日曜日に叔母夫妻、私たち家族と兄夫婦で実家に集まりました。

母方の家族は音楽一家。祖父はバイオリン、祖母はピアノをやっていて、祖父は94歳で突然亡くなる前の日までバイオリンを弾いていたそうです。祖父母の子どもたちである私の母やふたりの叔母も、ピアノ、バイオリン、エレクトーンなどをやっていました。母はピアニストになり、音楽大学で今でも現役で教えています。そんな環境だったので、子どもの頃は私も兄もピアノを習っていました。あくまで趣味の域を出ませんでしたが・・・

法事のあとの会食の場で、我が家の子どもたちが管楽器にも興味を持っている叔母夫婦に話したら、楽器をたくさん持っているからぜひ今度、私の両親の家で集まろうということになったのです。

連休の日曜日、叔母夫妻が実家に到着すると、次々と楽器が運び込まれました。私と母のピアノ連弾や、母と叔母のピアノとバイオリンの演奏など、ひととおりそれぞれが曲を披露したあとに、叔父の数々の楽器のお披露目大会に。叔父のメイン楽器であるホルンはもちろんのこと、トロンボーン、トランペットなどの管楽器に加えて、ジャンベ太鼓やディドゥリドゥまであったのには本当に驚きました。

サンディエゴで一度、友達の演奏を聴いたことのあったディドゥリドゥ。実家で聴くことができるなん思いもよりませんでした。

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その後はそれぞれが入り乱れてのジャム・セッション。兄夫婦もピアノの連弾で参戦し、4歳児の三男も太鼓をたたいたり、鈴をもって踊ったり・・・音楽に動かされている感じでした。
IMG_4535夫は特に楽器を弾かないので、退屈するかな?と思っていたら、長男のジャンベ太鼓演奏に触発されたのか、その後にジャンベ太鼓をたたきはじめ、それにあわせて叔父がディドリドゥを弾きはじめると、そこに入ってきた長男は曲に合わせて踊り始めました。叔父がディドリドゥの説明をしてくれたときに、オーストラリアの先住民のアボリジニの伝統的な民族楽器で、お祭りのときなどにこれに合わせて踊る・・・という話を理解していたのか、はたまた長男に刷り込まれているダンスの魂なのかはわかりませんでしたが…
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「アルプスの少女ハイジ」の曲の冒頭にひびきわたるアルトホルンは、長すぎて写真におさまりきらず。
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トランペットがやりたい次男も、念願かなって楽器を触らせてもらえて満足げ。子どもたちは、トロンボーンもチューバもポケット・トランペットも初めてなのに、音をだしていたのには驚きました。
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母と叔母が演奏を始めるときに、兄が祖父母がふたりで映っている写真をもってきたのが印象的でした。母が子どもだったころにも、こうして家族で演奏会をしていたのでしょう。
IMG_4560祖父母がそれぞれ2004年、2005年に亡くなってからしばらく後、私や兄が小さい頃から時々訪ねていった東京の祖父母の家はもうなくなってしまいました。でも、おじいちゃんとおばあちゃんの音楽好きのDNAが、私たち、そして子どもたちの世代にもこうして受け継がれていくんだなぁと感じて、なんだか感慨深い日になりました。

家族で「この時には決まってXXをしていた」というファミリー・トラディション。子どもたちの成長につれてだんだんと行われなくなったりしていくこともありますが、でも何年もなにもしていなくても、こうしてまた復活させたり、新たに始めたりできるものなんですよね。また、これが自分のルーツの一部なんだなということも感じたので、来年また集まるときには、ハワイで買ったままで進歩がみられないウクレレもまた手にしていきたいなと思います。