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NY市で継続中の10代の妊娠を予防するキャンペーンに非難が集中

Empathy is the ability to put ourselves in someone else’s place in order to understand what they are feeling. When we are empathetic, we can listen and respond authentically to others, and we have the skills to consider how our actions will impact others. 共感するとは、自分を誰かの身におきかえてみて、その人が感じていることを理解すること。共感しようと心を開いているとき、私たちは相手の気持ちを聞いて、本来の自分らしく反応することができるし、自分の行動が周囲の人にどう影響するかを考えることもできる。

これはDr.Brene Brownが最近のブログ記事“Public Shaming is a Better Example of “If it feels good – do it” than Teen Pregnancy”で書いていた言葉です。この記事のトピックは最近ニューヨーク市が開始した10代の妊娠を予防することを目的としたキャンペーン。涙目をした幼児の写真に「お母さんが僕を10代で産んだから、僕が高校を卒業できない確率は2倍高い」など、類似のメッセージがついたポスターがあちこちに貼られているそうです。このキャンペーンには各方面から「10代の妊娠を防ぐ具体的な方策や、彼らに対するサポートを提示していないばかりか、10代で親になるグループや、その子どもたちに対する偏見をあおるだけだ」という趣旨で多くの批判がよせられています。

Dr.Brene Brownはブログ記事で「”shame”(恥)を使ったこのようなキャンペーンは、私たちの共感する力を奪ってしまう」そして「“shame”は、私たちは変わることができると信じる心を内側から蝕んでいく」と強調しています。

親として子どもにきちんとした躾をしたいと思うとき、子どもに”shame”という感情を味わわせることで、行動を改善させようとする場合があります。もちろん私も例外ではありません。兄弟げんかの仲裁の場面や、子どものとった適切でない言動に対して謝りの言葉を強要するような状況で、親が無意識のうちに、子どもにこの”shame”という感情を感じさせていることもあるでしょう。

でも、”shame”を使って行動の変化を促す試みが、その人に、長続きするような根本的な行動の変化をもたらすという証拠はない、とDr.Brownは語っています。それは、”shame”という感情に満ちてしまっている人は、だんだんと自分自身の力を信じられなくなるからなのです。また”shame”という感情は多くの場合、暴力や、いろいろなものへの中毒、無気力、そして恐れの原因になっています。10代の妊娠や、極端な肥満や、アルコールや薬物への中毒・・・・これらのことで既に苦しんでいる人たちに向かって、「あなたはこうなるべきではなかった」とさらに攻め立てるようなことは、彼らが持っている”shame”という感情になんの救いももたらさないと彼女は言っています。彼らにもっと必要なのはEmpathy、つまり彼らの身になってみて、心から理解しようとすること。子育てにも同じことが言えるのではないでしょうか。